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夏の寝苦しさの原因は湿度
眠りはまず「寝つく」ことから始まります。
ところが、夏の夜はこの段階でひと苦労しなければなりません。
なかなか寝つけない原因は言うまでもなく蒸し暑さ。ある大学の研究でも、67%の人が原因として挙げています。「蒸し暑い」という言葉が示すように高温に高湿が加わることで不快感はいっそう高まります。それでなくとも夏の夜は湿度が高いのに、睡眠中の発汗により寝床内の湿度は更にアップ。
しかも発汗は就寝後1時間以内がもっとも高いため、その変化は急激で、あっという間に80%以上にも達します。
理想と言われる寝床内部の気候が「温度33℃・湿度50%」ですから、夏の寝床の不快さは納得できるでしょう。温度が発汗を招き、発汗が湿度を高める・・・・・・・。
夏の寝床で毎夜繰り返されるこのような悪循環のために、多くの人が寝つけずに苦しんでいるのです。