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クーラーは睡眠リズムを崩す
蒸し暑さをてっとり早く解決する方法と言えば、真っ先に思いつくのがクーラー。
いまや「一部屋に1台」と言われるまでに普及しています。
しかしこのクーラー、眠りと健康に悪影響を及ぼすクセモノなのです。クーラーをONにしたままで眠ると、腰痛・腹痛・関節痛・胃腸障害、女性にとっては特に気になる肌荒れなどが起こることは多くの方が経験済み。また、睡眠中にカゼを引いてしまったり、寒くて目が覚めたという方も多いでしょう。
「温度を一定にセッティングしているのになぜ?」と思われるでしょうが、その理由は睡眠中の体温の低下にあります。眠りに入ると、代謝量を抑えようとして人間の体温は自然に低下。安静状態になるわけですが、熱は人体を保護するためにあるので、体温低下は抵抗力を弱めることになるのです。午前4時頃には1℃近くも下がり、その後は目覚めと活動の準備のため徐々に上がっていきます。
このようにクーラーは抵抗力が弱まっている体に拍車をかけるような温度変化を与えるため、人体に悪い影響を及ぼし、眠りを浅くしてしまうのです。